【オートレース】あれから20年…29期・青木治親のこれまでとこれから~飯塚G2オーバルチャンピオンカップ_ラングラー スポーツ と サハラ の 違い
◆オーバルチャンピオンカップ(G2、オートレースあれから20これまでとこれから~G2オーバルチャンピオンカップ19日・2日目、年2飯塚オートレース場)
今シリーズが開幕する数日前、9期・青親のラングラー スポーツ と サハラ の 違い2004年にデビューした29期生たちは、木治選手生活20周年を記念して同期旅行に出掛けたという。飯塚
激動の20年を感慨深く振り返ったのは青木治親だった。オートレースあれから20これまでとこれから~G2オーバルチャンピオンカップ「いやあ、年2みんなで集まって、9期・青親の本当に楽しい旅行でしたよ!木治 岩見幹事が頑張ってくれて、飯塚いい会になったんじゃないかな。オートレースあれから20これまでとこれから~G2オーバルチャンピオンカップこの20年は本当にみんないろいろあったけれど、年2やっぱり同期はいいよね~!9期・青親の 何人かは辞めた人もいましたが、木治ラングラー スポーツ と サハラ の 違いみんなで一緒に20年も頑張ってきたんだよね。飯塚自分だってみんながいてくれたから、ここまで頑張ってくることができたんじゃないかな」
佐藤摩弥の大成功があってこそ、現在の女子オート界の繁栄があるように、この世界に他のモーター競技から続々とトラバーユ組が参戦し、オートレース全体の競技レベルが飛躍的に高まったのは、ロードレースの世界チャンピオンとして青木がやって来て、未知なる成功モデルを描くことができたからである。
もしも、青木がこの業界になじめず、功績を残すことができなかったら、あるいは特待生受験の制度そのものが見直され、改められていたかもしれない。でも、青木はこの20年間、慣れぬ環境で本当に踏ん張った。29期の養成所へ向かった時、青木は27歳だった。まだ未成年だった佐藤貴也たちとは、大きく年が離れていたが、青木は学生と同じような年齢の同期たちと共に頭を丸めて、厳しい訓練を受けた。
「いやあ、もう2度と養成所には戻りたくな~い(苦笑い)。入所した時は、教官から“ここでは年齢は関係ない!”と言われていたのに、同期たちが何か悪さをするたびに“おい、青木!オマエは最年長だろ!”と代表して怒られるという(また苦笑い)。完全にみんなの保護者でしたよ(なおも苦笑い)。世界チャンピオンの特別待遇? そんなのな~い、ま~ったくありませんでしたね~。はははっ」
あれから20年。29期たちも全員が年とキャリアを重ねた。「みんないいオヤジになったよなあ~(しみじみと)。とにかく、29期はみんなが負けず嫌いでね。そういうところも良かったんでしょうね。まあ、同期たちと年齢は離れていますが、みんなが自分のことを尊重してくれていることはすごく感じています。いろいろと面倒なことはすぐに自分に振ってきたりしますが、でもどこかでみんなが自分を認めてくれているということは、いつも感じています。そうそう、自分たちがデビューした当時は20年キャリアが上のベテラン選手って、みんなが超コワいイメージでしたけれど、今は全然そうじゃない。そういうところも時代は変わったなあって思います」
時代は変わった―。元世界チャンピオンはそう言ったが、時代を大きく動かしたのは間違いなく青木本人だった。業界に新たな風を吹き込み、新たな流れを生み、新たなトレンドを作った。この20年でオートレース界も大きく変遷した。その中心に、常に青木がいた。
「自分がパイオニアかどうかはわかりませんが、自分の後に周平(青山)が入って来た。周平が入ってきて、やっぱりレベルがすごく上がったと思いますし、その後だね、圭一郎(鈴木)が選手になったのは。今はあの2人がすごいから、もう周りも大変ですよ。みんなのレベルが上がって、みんなが速くなった。それもすごくいいことだと思います」
「もうすぐ自分も50歳ですよお」と青木は若々しく笑い飛ばす。オートレーサーになって20年。さあ、次の20年後はどんな世界が待っているか。「自分は一度引退(ロードレースで)を経験していますからね。いつまでも大好きなオートバイで戦っていたし、まだまだやり続けたいですよね。モーター競技もスポーツ選手ですから、いつかは引退の時は来ます。でも、オートの世界にはミッキーさん(篠崎実=75歳)たちが今でも元気に走っていますからね! 自分はいつ辞めるだろう…。いやあ、辞め時がわからないなあ(苦笑い)。きっとミッキーさんも一緒なんでしょうね。選手を引退しても人生は続いていくわけだし、選手を辞めたらただ老け込んでいくだけのような気がするんです。だから、とにかくやれるだけやり切りたいですよ!」
オーバルチャンピオンカップ・2日目2Rは得意の雨走路での争いとなった。熟練し切った技巧で湿ったコースを疾走して、見事に先頭ゴールを達成した。世界のアオキ、大健在を堂々と示した。まだやれる。まだ戦える。この業界は、まだまだアオキブランドを必要としている。「オートレーサーになって、ここまでは本当にあっという間だったなあ。とにかくJKAがよく自分を取ってくれましたね(笑い)。自分はただ好きなことをやっているだけ。ただ好きなバイクに乗っているだけですけれどね。あと30年現役を続けて欲しい? う~ん、じゃあ、まだまだ折り返しにも来てないってことじゃ~ん。そこまで頑張れるかなあ~。頑張るかあ~(この日、最高の笑顔で)」
(淡路 哲雄)
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